大学のサークルでサックスを始め、ほぼ同時に師匠につき、"ブラックミュージック”の根幹であるSwing&Bluesについて学んできました。 私は器用なタイプではなく、音楽大学に通っていた訳でもありません。 大学卒業後は一般企業に就職し、音楽から離れていた時期もあります。 フルタイムで仕事をしながら音楽活動をしていた時期もあります。 音楽家としてこのことをコンプレックスに感じることもありましたが、レッスンをさせていただくようになってから、この経験が人の役に立っていることを実感しています。 2020年からYoutubeでレクチャー動画を発信し始めましたが、目的は生徒さんを増やすことではありませんでした。 「発信するからには自分ができないと」と自分を奮い立たせるため、そして「何か別のアイデアがあればいつでもご指摘くださいね」というスタンスですので、自分が教わってきたことや演奏活動で感じたことを、自分の言葉で出し惜しみせずに表現してきました。 （その結果、私のことを知ってくださった上でレッスンを受けにきてくださる方が増え、ミスマッチも少なく良かったと思っています。） また、これは完全に感覚の話なのですが、生徒さんにお伝えしたことは自分自身に返ってきます。 「あれ、今私さっき〇〇さんに言ったこと、できてないな。」と戒められたり、「どうやったらこの感覚を伝えられるか…」と考え抜いて明確化できたことは、自分の中でより強固な感覚にできたりするのです。 ですので、レッスンは受けてくださる方はもちろん、自分自身のためにも行なっています。